話題作の
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」
を見てきたので、感想を書きたいと思います
目次
映画「打ち上げ花火」評価(ネタバレ有り)
結論から先にいうと
66点/100点
ツマラナイわけでもなく
楽しめる作品ではあるが
残念な部分が多く、目立つ
ifを繰り返すほど世界が異常になる
なずなが海で拾ったキレイな珠
この珠はifの力を持っている
分かりやすく言うと
ドラえもんの「もしもボックス」
もしもボックスとの違いは
if世界を繰り返すほど、世界が歪む
(例)
元の世界では祐介のセリフが
「花火は丸いに決まってる」
1回目のifの世界では
祐介「花火は平べったいに決まってる」
等、人物の思考までもが変わる
花火もifの世界では
本当に花火が平面になっていたり
謎の形をした花火になってたりしていた
「もしも~~~だったら」
を叶える代償として
世界を大きく歪めることになる
「打ち上げ花火」良い所
もしも珠は様々なifの世界を見せてくれる
この設定は個人的には好き
人生は一度きり
自分たちの選択により世界線が変更する
ラストシーンで
「なずなが主人公と駆け落ち成功した世界線」
「なずなと祐介が付き合っていた世界線」
等など、
あの時、こうしてたら
世界線はこう動いていた
というような多くの世界線の欠片があった
選ばなかった未来の可能性は
人間なら、どうしても後悔が残るもの
俺も、幾つもの後悔をしてきたので
色々な世界線を見せてくれる
もしも珠の設定は好きだな
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「打ち上げ花火」残念な所
「なずな」以外、印象に残らないキャラ
打ち上げ花火のキャラクターが薄い
とにかく薄い
ビックリするほど薄い!
主人公やその友達の名前とか
印象が薄すぎて思い出せないレベル
唯一印象に残ったのは
ヒロインの「なずな」だったな
なずなは可愛いと思う
いい感じにマセた女子中学生を描けていた
あんな子と駆け落ちしたいよ、ホント笑
神出鬼没すぎる母親
家出したなずなを追っかけてくる母親
元の世界では道端でなずなを捕まえて
ifの世界では駅で電車が出発直前に出てくる
娘のスマホにGPSでも取り付けてるのかな?
ループ世界を壊したのが酔ったオッサン
なずなの駆け落ちを叶える為に
何度もifを繰り返してる内に
世界はドンドン歪んでいった
そんな歪んだループ世界を抜け出すキッカケが
主人公やなずなの決意ではなく、
偶然通りかかった酔っ払ったオッサン
これが非常に残念だった…
物語の核である
「もしもで歪んだループ世界」
これを主人公たちの決意の力で乗り切るなら分かるけど
主人公たちの決意の描写なんて全然ない
酔っ払ったオッサンが偶然通りかかって
もしも玉を破壊しました
はい、元の世界に戻りましたよ
って流れは正直、冷める…
君の名は。になりそこねた作品
「打ち上げ花火」は「君の名は。」を
意識しすぎて失敗してる気がする
主題歌も若者に人気の米津玄師
※君の名ははRADWIMPS
10代の青春×ファンタジー
打ち上げ花火 | もしも珠 |
君の名は。 | 身体入れ替え |
先生役の声優が共に、花澤香菜
所々で
君の名は。を意識して作られた作品だと感じた
しかし、君の名は。には全然届いてない
「君の名は。」では
三葉が瀧君を選んだ理由が明確
「打ち上げ花火」は
なずなが主人公を選んだ理由が描写不足
この差は大きい
打ち上げ花火の主人公の個性が
君の名は。奥寺先輩以下だったのも残念…
「君の名は。」では
主人公が「入れ替えの謎」や「三葉探し」を
必至になって頑張っていた
その結果、奇跡的に三葉を見つけ出す
奇跡の中にも主人公の必死さがあった
「打ち上げ花火」では
主人公が、ただもしも珠を投げるだけ
何の必死さも感じない
しかも、世界の歪みを解決したのも
主人公達ではなく、モブキャラ
君の名は。を意識して作ってるものの、
肝心の話のまとめ方が
君の名は。に比べて チープで説得力がなかった
君の名は。を見る
映画「打ち上げ花火」感想まとめ
・66/100点
つまらなくはない
・「打ち上げ花火」は
「君の名は。」を意識して失敗している
・なずな以外のキャラの個性が薄すぎる
・モブキャラが偶然、
世界の歪みを解決したのが残念
・もしも珠自体の設定は良い
・なずなは可愛い
それにしても、シャフトの風車好きは異常
まどマギでも化物語でも打ち上げ花火でも
風車が沢山出てきた
シャフトには
異常なくらい風車が好きなスタッフがいるのかな?
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