大大大好きなクズの本懐を徹底考察するよ!
目次
今回はクズの本懐3巻の内容をメインに考察・感想
(ネタバレ有)
それ以外の巻の考察も別の記事でしています
この記事の目的は、
「俺の好きな作品を好きになる人を増やしたい」です
もし、面白そうだと思ったら
本屋さんなりAmazon等で購入のキッカケになったら嬉しいです
皆川茜はクズの本懐のラスボスキャラ
花火の想い人、おにいちゃん
その恋人は茜先生(麦の想い人)だと思っていた
しかし、
深夜のファミレスで茜先生が
若いチャラ男と一緒に居る所を目撃する
自分が大好きすぎるクズ
他人に個性なんて求めない
自分が求められなきゃ意味がない
他人から求められるのは気持ちいい
自分以外の誰かを好きになるなんてあり得ない
異性として見られるのは息をするより容易い
茜の中学の時の友人、地味な女の子みよちゃん
みよちゃんは斎藤くんが好きだと茜に伝えた
茜は斎藤くんには全然興味がなかったけど
「斎藤くんに向けられた好意」に興味があり
あえて、斎藤くんを自分に惚れさせた
斎藤くんは茜に惚れ、告白をする
その告白を、みよちゃんは目撃してしまう
それでも、
みよちゃんは「仲良くしてね」と笑顔で茜に接する
これを見た茜は罪悪感は全く感じなかった
搾取される側には死んでもなりたくない
とにかく自分が搾取する側に回る
誰かの為に自分が我慢する立場にはならない
自分の魅力を振りまいて、
周りの人全てから求められる存在になる
これこそがクズ思考の真骨頂
茜が花火を標的にした理由
花火は美少女、本来なら搾取する側の人間
そんな花火が、
無防備にもお兄ちゃん(鐘井先生)に好意を寄せる
それを見たクズのラスボス茜さんは
今度は、花火が思いを寄せている鐘井先生に興味が湧く
茜さんは、鐘井先生のことなんて全く興味がないけど
他人(花火)が好きで好きで届かない相手を
自分がいとも簡単に落として、弄ぶ快感……
そして、
搾取される側になった花火を見て優越感に浸る…
それが皆川茜というキャラ
クズの本懐のラスボスです
他人の好意を利用するクズになる花火
茜さんにボロボロな気持ちにさせられた花火
気持ちが落ち込んでいる花火の隙を、えっちゃんがつけこむ
花火も心がボロボロになり、えっちゃんの好意に甘える
気持ちなんて手に入らないのが当然なら、
温もりだけでも手に入れる
花火のことを好きなえっちゃんが
花火を気持ちよくさせる
寂しさを感じていた花火は
えっちゃんの温もりを感じて満たされる
そして、花火はクズになっていく
花火も茜さんと同じクズ思考になる
以前はこんなことを言っていたのに
(画像・興味ない人からの好意~)
えっちゃんからの好意を利用した花火は
茜さんと同く、クズ側の人間になった
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他人からの好意ほど気持ちいいものはない
これは、以前の花火の通常恋愛の価値観
「興味ない人からの好意は気持ち悪いだけ」
の対極に位置するクズ思考
花火
「好きでもない人に好かれてそんなに楽しいですか?」
茜
「なんで?」
「他人から向けられる好意ほど気持ちいいものはないのに」
茜さんのこのセリフは
「クズの本懐」という作品の核心部分
今のままじゃ勝てないから、花火は変わる
大好きなお兄ちゃんも茜さんにまんまと取られた
茜から「女としての優越感」を浴びせられているのを感じる…
今の自分じゃじゃ茜に勝てないなら
どんな風にでも変わって見せる…
キレイ事の価値観を貫いても
誰かに搾取されたら意味がない
どんなに一途に思っていても
クズを否定していた考えを持っていても
それで自分の想い人をまんまと取られたら意味がない
ここから、花火が通常思考→クズ思考に変わっていく
クズの本懐の表示の色が花火の心境を表している
クズの本懐1巻~3巻は表紙が白い
だけど4巻からは表紙が黒くなっている
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これは4巻から本格的に
花火がクズ思考に染まったことを表していると思う