2017年1月
フジテレビ系のノイタミナ枠で
目次
クズの本懐がアニメ化決定しました!!
クズの本懐が好きすぎるから、考察する
Evergreen/ゆらはクズの本懐が大好きなので
今回は、Evergreen/ゆらが思う
「クズの本懐とは何か」を考察 していこうと思います
語ることが多くて、何回かの記事に分けます
クズの本懐の感想&考察
ネタバレも有ると思うので
ネタバレが嫌な方は今のうちに戻るボタンを押しましょう!
この記事の目的は、
「俺の好きな作品を好きになる人を増やしたい」です
もし、面白そうだと思ったら
本屋さんなりAmazon等で購入のキッカケになったら嬉しいです
今回は主にクズの本懐1巻の考察
かけがえのあるカップル
安良岡花火と粟屋麦は美男美女な高校生カップル
しかし
花火は(幼馴染の)お兄ちゃん(先生)が好き
麦は茜さん(先生)が好き
それをわかった上で、付き合っている2人
普通の恋愛的価値観で言うなら
付き合っている相手を「かけがえのない存在」と言う
でも、大抵はそれはキレイ事で
2年も続かず別れるカップルが殆どだと思う
キレイな言葉で取り繕っている自分に酔いしれる
これが正統派の恋愛思考
一方で
クズの本懐は、かけがえのある恋人という
通常の恋愛価値観ではありえないパターン から物語が始まる
人のカラダは心なんかよりもずっと温かい
お互いのカラダを通じて、
お互いの想い人を想像しながら、
自分自身を満たし合う関係…
これが、花火と麦の関係性
「人肌の温もりは、心なんかよりも確実に私を満たしてくれるもの」
恋愛文化のジレンマ
「”心が大事”という綺麗事」が世の中にはびこっている
しかし、実際には「心なんか見えないし分からない」
ココロ至上主義は、
後から「裏切られた云々で揉める」ことが多いように思う
みんな「優しくていい人」が良いとは言うものの
実際はそういう人はあまりモテないというのが現実の恋愛
一般の恋愛はテクニックとタイミングが需要 な要素を締める
本人の魅力云々より、
モテる人格を演じられる人がモテる 傾向がある
なので、多くの人は、本当の人格を見抜く前に付き合い、
モテる人格を演じた作られた心を信じてしまいがち
裏切られたと感じた後から、
過去にその相手との思い出を思い返すと
「騙されてた、こんな人だとは思わなかった」
と文句を言ってしまいガチ
心を見抜くなんて、数年間その人を見ても見抜くのは難しい
早いもの勝ちなとこがある恋愛文化 で
そんなジックリと相手を見ていたら先に誰かに取られてしまう
だから、その人の本質を見抜くまで付き合わない
なんてやっていると、そもそも誰かに取られる
だから、心を見抜く暇なんてない
これが恋愛文化のジレンマだと思う
人肌の温もりは確実に満たしてくれる
クズ思考と、ノーマル恋愛思考の違い
人肌の温もりは確実に満たしてくれる
その事実に裏切りも何もない
恋愛的に好きではない相手と
キスしたり、触れられたり…
…これは、通常の恋愛ではイケナイコト
だけど、クズ思考ではそうじゃない
人肌のぬくもりやキスの気持ちよさは
キレイ事など関係なく、好きじゃない相手でも気持ちよくなれる
ノーマル恋愛思考では
好きな人じゃなきゃ気持ちよくない
それ以外を見ない振りしなきゃいけない
という価値観に縛られている
クズ思考とノーマル恋愛思考は逆の価値観
クズ思考の基本的な考え方
若い時間を片思いで無駄に消費するくらいなら
恋人じゃなくても、本気で好きじゃなくても
寂しさを埋め合うという信頼関係がある相手と
寂しさを埋め合い、キモチよさを求める方が有意義
現に自分も、5年くらい片思いしたことあるけど
今から思うと、あの5年はほんと無駄だったと思う
あの時は、
あの人しかいないんだッ><
と 狭い価値観 でしか考えられなかったが
今思うと、別にあの人じゃなくても良かったなと普通に思う
花火と麦のクズ関係だからこそ気持ちいい
自分の理想×背徳感=気持ちよさ
花火と麦が、キスをしたり抱き合うシーンが有る
これを見て思うのは、
お互いがお互いの想い人(花火ならお兄ちゃん、麦なら茜さん)と
同じ行為をするより気持ちいい行為だと思う
何故ならば、
人は背徳感でよりドキドキする生き物だし
なにより、お互いのカラダを利用して
「自分の想い人の理想像」を相手にしているから
実際に、想い人と付き合った場合、
付き合ってみたら自分の理想とは違った。
というのはよくある
しかし、麦と花火の場合は
自分の理想像をイメージしつつ、
背徳感も感じつつ、抱きしめ合っているので、
キモチ良さの相乗効果がすごいだろうなと思う
だからこそ、
花火はクセになってクズ関係を突き放せなかった
1度きりで辞めることもできたのに
ツイッターで人気な花火のセリフ
「興味のない人から向けられる好意ほど気持ち悪いものはない」
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花火のこのシーン
これは、学校の男子に告白された時にバッサリと振るシーン
「興味ないならバッサリと切り捨てるのが優しさ」
このセリフは、ツイッターで大絶賛されることも多く
RTやファボが結構多かったりすることもしばしば
しかし、このセリフが好きな人は
クズの本懐というストーリーに
向かない人だと思う
あえて、バッサリ言いました
何故ならば、花火のこのセリフは
花火がクズ思考に染まる前のセリフだから
花火は、この後、ツイッターで大絶賛されているこのセリフとは
真逆の方向・価値観 になっていく
そして、花火自身が、
他人からの好意の重さを知り、後悔するシーンも来る
花火は後に、このセリフで因果応報、痛い目に合うことになる…
クズの本懐のテーマ・メッセージ性を考察
花火が通常の恋愛価値観から徐々にクズ思考になっていく…
これこそがクズの本懐のテーマだと思う
だから、ツイッターで大絶賛されがちな
このセリフが好きな人は
クズの本懐は1巻で止めることをオススメする
※よくて3巻までかな
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表紙が白→黒に変わる4巻から先 は、
完全にクズ思考がメインテーマになるので
クズ思考が好きな人には、かなりオススメの作品!